髪のパサつきが治らない原因と対策10選

髪のパサつきが治らない原因と対策10選

目次


髪のパサつきとは?

髪のパサつきとは、髪の毛の表面が乾燥してまとまりが悪く、ツヤや潤いが失われた状態を指します。触るとざらつきがあり、見た目にも枝毛や切れ毛が目立つことが多いです。パサつきは見た目年齢を上げる原因にもなるため、多くの人が気にする髪の悩みのひとつです。


パサつきの主な10の原因

1. ドライヤーやアイロンの熱ダメージ

毎日のヘアセットに欠かせないドライヤーやストレートアイロンですが、熱によって髪内部の水分が奪われ、キューティクルが傷つきます。特に高温設定で長時間使用することは、髪の乾燥とパサつきの原因になります。

2. 紫外線

顔や肌だけでなく、髪の毛も紫外線の影響を受けています。紫外線はキューティクルを破壊し、内部のタンパク質を変性させてしまうため、乾燥や切れ毛が増える原因になります。

3. カラーやパーマによる化学的ダメージ

カラーリングやパーマは薬剤によって髪の内部構造を変えるため、繰り返すことで髪が弱り、パサつきやすくなります。特にブリーチは髪へのダメージが大きい施術です。

4. シャンプーの洗浄力が強すぎる

市販のシャンプーの中には洗浄力が非常に強いものがあり、必要な皮脂まで取り去ってしまうことがあります。これにより頭皮が乾燥し、髪にも悪影響を及ぼします。

5. タオルドライ時の摩擦

濡れた髪はキューティクルが開いて非常にデリケートな状態です。その状態でゴシゴシとタオルで拭くと摩擦でキューティクルが剥がれ、髪が傷つきます。

6. 髪の毛の乾かし不足

自然乾燥は一見ナチュラルでよさそうに見えますが、濡れたままの髪は菌が繁殖しやすく、髪内部のタンパク質にも悪影響を与えます。

7. 食生活の乱れ

髪の毛はケラチンというタンパク質でできているため、タンパク質、ビタミン、亜鉛などをバランスよく摂ることが必要です。偏った食生活では美しい髪は育ちません。

8. 睡眠不足・ストレス

睡眠不足や慢性的なストレスは血流を悪化させ、毛根に十分な栄養が行き渡らなくなります。結果として髪が弱り、パサつきや抜け毛につながります。

9. 頭皮環境の悪化

乾燥や過剰な皮脂により、フケやかゆみが発生すると、髪の成長サイクルにも悪影響が出ます。結果として髪質そのものが低下してしまいます。

10. 加齢による変化

年齢とともに髪のコシや潤いは減少していきます。エイジング毛と呼ばれる現象により、パサつきやすくなるのは自然なことです。


パサつきを改善する10の対策

1. 低温ドライヤーを使う

ドライヤーは低温モードがあるものを選び、なるべく遠ざけて乾かしましょう。仕上げに冷風を当てることでキューティクルが締まり、ツヤが出ます。

2. 紫外線対策をする

帽子をかぶる、日傘をさす、UVカット効果のあるヘアスプレーを使うなどして、髪も紫外線から守りましょう。

3. カラーやパーマの頻度を見直す

ヘアカラーは2か月以上の間隔を空ける、パーマは部分的にするなどして、髪への負担を減らしましょう。

4. アミノ酸系シャンプーに切り替える

髪と同じ成分であるアミノ酸系洗浄剤を使用したシャンプーは、頭皮と髪にやさしく、潤いを守りながら洗うことができます。

5. マイクロファイバータオルを使う

柔らかく吸水性の高いマイクロファイバータオルで、優しく水分を取ることで摩擦を抑えられます。

6. 必ずドライヤーで乾かす

自然乾燥は避け、ドライヤーで素早く乾かすことが髪と頭皮を守ります。

7. 食生活を改善する

タンパク質を中心に、緑黄色野菜やナッツ、海藻類などを取り入れたバランスの良い食事を心がけましょう。

8. 睡眠の質を上げる

7時間以上の睡眠を目指し、寝る前にスマホを見ない、リラックスできる音楽を聴くなどして、ストレスの軽減にもつなげましょう。

9. 頭皮マッサージを取り入れる

1日5分でも良いので、頭皮を指の腹でマッサージすることで血行を促進し、健康な髪の育成を助けます。

10. アウトバストリートメントを使う

洗い流さないトリートメントは髪の保護膜をつくり、ドライヤーや外部刺激から髪を守る役割を果たします。


日常生活で気をつけるポイント

毎日の小さな習慣が髪の美しさを左右します。結ぶときはやさしく、強く引っ張らないこと。濡れたまま寝ないこと。枕カバーはシルク素材にするなど、見落としがちな日常の工夫が髪を救います。


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美容師からのアドバイス

「髪がパサつく=髪が傷んでいる」と思いがちですが、頭皮の健康状態やライフスタイルが深く関わっています。サロンでの集中ケアも大切ですが、まずは自宅でできるケアから始めてみましょう。


まとめ:ツヤ髪への第一歩

髪のパサつきは、原因を正しく知り、日々のケアを見直すことで確実に改善できます。ドライヤーの使い方やシャンプー選び、生活習慣など、できることから始めてみてください。美しいツヤ髪は、日々の積み重ねの先にあります。

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